目次

初めての診療について

オンライン診療は行っていますか?
当院ではオンライン診療は行っておりません。
初めて受診したいのですが、当日診察も可能ですか?
心療内科は完全予約制です。WEBもしくはLINEより予約をお取りください。
皮膚科もWEB、LINEからの予約をお取りいただけます。
また、直接ご来院いただいても診察させていただきます。
皮膚科の診察をご希望の方は受付を11:30までに済ませて下さい。
診療前にLINEのお友達登録とWeb問診にお答えいただくことで診療がスムーズに行えます。ご協力いただけると幸いです。
マイナ保険証は利用できますか?
ご利用頂けます。受付でマイナンバーカードによる保険情報確認を行いますので、マイナンバーカードを専用のカードリーダーに置き、画面の指示に従い本人確認を行ってください。
女性医師はいますか?
当院では女性医師が在籍しておりますので、お気軽にご相談ください。
初診の場合、紹介状は必要ですか?
紹介状がなくても、診察が可能です。
初回の診察に準備していくものありますか?
受診の際に健康保険証(マイナ保険証でも可)、お持ちの方は各種受給者証(自立支援・高齢・公費など)、お薬手帳、精神障害者福祉手帳、紹介状をお持ちください。
初診は何歳から受け付けていますか?
現在、心療内科については、初診の方は18歳以上の方のみを対象としております。
皮膚科は全年齢の方を対象としております。
今後、曜日は固定しないといけませんか?
曜日の固定はしなくても大丈夫です。
当院は電子カルテの導入をしており、患者様の受診の曜日が変わっても情報共有ができるよう努めております。
初回の診察で質問される内容はどのような内容でしょうか?
事前にWEB問診にお答え頂けると診療がスムーズです。難しい場合は来院されてからご案内しますのでそのままご来院ください。
いつから、どのような症状でお困りになっているか、睡眠や食事など生活状況、家族や仕事環境などについて伺います。答えにくいことは、無理に答える必要はございません。
会計時に、クレジットカードや交通系ICカード(Suicaなど)は使えますか?
当院では、クレジットカード、交通系ICカードやクイックペイ、ID払いなど、電子マネーのご利用も可能です。

通院について

秦野こころクリニックでの対応が困難な方を教えてください。
【当院で対応が困難なケース】
  1. 17歳以下の方。
  2. 暴言・大声を出される方。
  3. 興奮状態・暴れる方。
  4. 強い希死念慮(死にたい気持ちが強い)の方、もしくは3か月以内の自殺企図(実際に自殺しようとした人)の方。
  5. 本人不在での医師面談(家族相談など)。
  6. 摂食障害などBMI:16以下の方。
  7. アルコール依存症・薬物依存症の方。
  8. 性同一性障害(GID)の診断。
  9. 精神科病院の退院が3か月以内の方。
  10. 精神科病院の入退院を繰り返している方。
  11. 精神科入院が早期に必要な方。
  12. 労災認定の可能性がある方。
  13. 交通事故などで損害賠償責任の可能性がある方。
  14. 日本語での意思疎通が難しい方

このような方は、上記の症状・病気でも対応されている他の精神科クリニックや入院施設のある精神科病院をおすすめいたします。

どれくらいの頻度で通院しなければいけませんか?
どの薬が患者様に合うかは個人差が大きく、治療初期には投薬の微調整が必要です。
精神症状が落ち着くまでは1~2週間ごとの通院をお勧めしています。
車で通院したいのですが、駐車場はありますか?
近隣の有料駐車場をご利用下さい。
引越などで通院が難しくなった場合、新しい病院へ紹介して頂けますか?
患者様のご都合に合う医療機関へ、診療情報提供書の発行を行います。

診療・治療法について

カウンセリングは行っていますか?
当院では、心理士によるカウンセリングは行っておりません。
家族同伴での診察は可能ですか?
基本的に成人している方は、お一人で診察室に入室してください。
不安が強い、介助が必要などであれば、一名のみ同伴が可能です。
薬を一度飲み始めるとやめられなくなると聞いたのですが?
睡眠薬や抗不安薬などの一部の薬には長期の服薬にて耐性や依存性を認めやすいものもございますが、最小限の使用を心がけることにより依存のリスクを減らすことができます。
抑うつや不安などの精神症状が重い場合には一定期間、睡眠薬や抗不安薬などを使用する方が早く回復することも事実です。
また、抗うつ薬などの依存性の少ない薬もございますので、お気軽に診察時にご相談ください。
薬の副作用が怖いのですが?
副作用が比較的少ない、安全性の高い薬を少しずつ増量することで、副作用が生じる可能性を最小限にするように努めています。
薬の飲み始めに出ることの多い、軽い副作用であれば数日で自然に改善することがほとんどですが、予期しない副作用が生じた場合は速やかにお問い合わせください。
将来妊娠を希望しているのですが、薬を飲んでも大丈夫ですか?
当院では妊娠をご希望されている方、あるいは現在授乳をされている方に対して、状態に応じて、催奇形性の少ない精神科薬をご提案します。
漢方薬の処方も可能ですのでご相談ください。
家族の物忘れが気になるのですが、認知症の検査はできますか?
一般的な認知機能検査は初診時に可能です。
頭部CT検査については他院様を受診して受けて頂く場合があります。
セカンドオピニオンに乗って頂けますか?
可能です。ご希望される方は、お薬手帳か現在服用しているお薬が分かる物をお持ちください。
可能であれば現在の主治医の紹介状をお持ちください。
当日に診断書を発行してもらうことは可能ですか?
診察の結果次第ですが、診断がつけば、当日発行が可能です。
休職の申請への対応は可能ですか?
患者様の状況を把握し、医師が必要と判断した患者様へ休職の診断書を作成しております。
TMS療法は行っていますか?
当院ではTMS療法は行っておりません。

うつ・うつ病について

うつ病が再発するおそれはありますか?
うつ病の方はストレスを強く感じやすいこともあり、もとの仕事や生活に復帰しても再燃、再発しやすい病態といわれています。
症状が改善し、気分が軽くなってきたと感じると、「治療をやめたい」と思う方も多くいらっしゃいます。
ただ、処方するお薬には「良い状態を維持する」という効果もあります。
薬を減らしていくタイミングは個人差があるので、主治医とよく相談することが大切です。
うつ病治療はどれくらいの期間がかかるのですか?
病気の患者様の容態や病気の種類によって異なり、治療には数ヶ月ですむ場合もあれば、うつ病などは数年単位でかかる場合もあります。
うつ病になると、どのような症状になるのですか?
うつ病は、抑うつ気分や物事に対する興味や関心が低下する"こころ"の症状のほかに、体重の減少、疲れやすい、不眠といった"からだ"の症状もあらわれます。
さまざまな生活上のストレスが要因となることがあり、このタイプの患者様の数が増えています。
うつ病になりやすい人はどんな人ですか?
うつ病は会社員、主婦、学生、高齢者など、だれでもなる可能性のある一般的な病気です。
約6%前後の方が一生のうちに1回はうつ病になるといわれています。
仕事や家庭のストレスや環境の変化がきっかけとなることが多く、明らかな原因がない場合もございます。
うつ病は早期発見・早期治療が有効とされていますので早めにご相談ください。
最近調子がよくなってきました。抗うつ薬の服用をやめてもいいですか?
調子が良くなっているのは、一時的な薬剤の効果によるものの可能性もあります。
そのため、自己判断でやめるのは避けてください。うつ病の治療は、自覚症状が改善してすぐに薬の服用を中止すると再発するリスクが高まります。
特に再発を防ぐためには、一定期間症状が落ち着いていることを確認し、突然服用を中止せず、段階的に薬を減らしていくことが一般的です。
うつ病の初期症状を教えてください。また、どの時点から治療を受けるべきですか?
うつ病の症状は、「気分の落ち込み」「集中力や思考力の低下」「エネルギーの低下」などがあります。

「気分の落ち込み」は、

  • ゆううつな気分が続く
  • 訳もなく涙が出る
  • 何事にも無気力で好きだった事への興味がなくなる。

などです。

「集中力や思考力の低下」は、

  • 集中できない
  • 思考力が落ちた
  • 趣味を楽しめなくなった
  • 以前は見ていたTVや新聞を見なくなった。

などです。

「エネルギーの低下」は、

  • 身体的な疲労感や無力感が続いている
  • 日常の活動をするのがとても疲れる、動きたくないと感じる。
  • 頭痛・吐気・肩こり・めまい・便秘・下痢・疲れやすさ、不眠、食欲不振

などです。

これらの3つの特徴的な症状が2週間以上続いていたら、受診をお勧めします。
自分では通院するほどのことでもないと思っているのですが、うつ病ではないかと家族や周りに受診を勧められています。
うつ病は、時には気づきにくいこともあり、軽い症状から始まることが多いです。
そのため、「大丈夫」と思っていても、実際には専門的なサポートが必要な場合もあります。
また、うつ病は早期発見・早期治療が重要かつ有効な病気ですので、早めにご相談ください。

ADHDについて

ADHDって何ですか?
ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、主に注意力や衝動の制御、過剰な活動性に関する問題を特徴とする神経発達障害です。
この障害はお子様に多く見られますが、成人にも診断されることがあります。
コンサータは処方してもらえますか?
当院ではコンサータ・リタリンなどの処方は行っておりません。

不安(社会不安障害・パニック障害など)について

パニック発作が起きたときはどのように対処したらよいでしょうか?
パニック発作が起きると、呼吸が浅く早くなりがちです。そのため、ゆっくりと深い呼吸をすることが大切です。
過呼吸になってしまった時は、ゆっくりと息を吐くことに意識をし、呼吸を落ち着かせることで、身体の緊張も緩和され、心も少しずつ冷静になれます。
何よりも慌てず、楽な気持ちが大切です。
そばにご家族など付き添って頂ける方がいれば本人の安心感にもつながります。
毎日ささいなことが不安です。これは病気でしょうか?
全般性不安障害という病気の可能性がございます。
自分でコントロールすることが難しい不安を持続的に抱えていると、緊張しやすい・疲れやすい・怒りっぽさ・筋肉のこり(頭痛・肩こり)・不眠・集中困難などの症状が現れます。
人前で緊張してうまく話せないのがつらいです。性格の問題なのでしょうか?
対面で不安や緊張が強くなり日常生活に支障が出る「社交不安障害」という病気が考えられます。
以前はあがり症や赤面恐怖、また対人恐怖など性格の問題として考えられていましたが、これらの症状は社交不安障害という病気であり、治療すれば治る確率が高いことが近年になってわかってきました。
動悸が激しくなり死を意識することがあります。内科では問題ないといわれるのですが。
内科で心臓等の病気が否定されたのであれば「パニック障害」が考えられます。
突然の不安や動悸が出現し、死ぬのではないかと強い恐怖感を伴います。
薬物療法や精神療法の有効性が明らかになっているため、早めの受診をおすすめします。

強迫性障害について

強迫性障害の症状とはどんなものですか?
自分では無意味だとわかっていても、考えや行動を制御できなくなる病気です。
強迫観念・強迫行為が繰り返され、自分では抑えられないので不安や苦痛が生じてしまうのが強迫性障害の特徴です。
強迫観念は、頭から離れない考えのことで、「人を殺してしまうのではないか」など、その内容が一般的にあってはならないことや受け入れられない事柄であったとしても、頭から追い払う事ができないもののことをいいます。
強迫行為とは、手を洗わないと何かが起こると感じる洗浄強迫、ドアを閉め忘れたのではないかと何度も確認してしまう確認強迫が代表的なものですが、心の中で数を数えたり言葉を繰り返したりなどの心の中で行ってしまう事柄も含まれます。
強迫性障害はどのような人がなりやすいですか?
平均発症年齢は20歳前後で、若い方に多いですが、最初は自身の症状を病気と思わず、30歳前後になってからと受診される患者様も多いです。
男女差はありませんが、自動、思春期に発症する症例は男性の割合が高いと言われています。

ご家族の方について

家族同伴での診察は可能ですか?
基本的に成人している方はお一人で診察室に入室してください。
不安が強い、介助が必要などであればお一人のみ同伴が可能です。

睡眠障害・不眠症について

市販の睡眠薬(睡眠改善薬)も不眠症に効果がありますか?
寝つけなかったり、眠りが浅い場合など、「一時的な不眠」であれば市販の睡眠薬が効果を呈することが多いです。
ただし上記の症状が継続していたり、医師から「不眠症」と診断された場合には、医師の診察を受けながら不眠症状に応じた調整と治療が重要となります。
睡眠障害・不眠症の治療にはどれぐらいの期間がかかりますか?
早期治療で早い改善ができます。
睡眠薬は即効性があり、薬を使用し生活リズムを整えることで、次第に自然と眠れるようになっていきます。

統合失調症について

統合失調症は再発するおそれはありますか?
統合失調症は再発する可能性があります。
治療を受けることで症状をコントロールし、再発を防ぐことは可能です。
ただし、薬物療法や心理社会的治療を中断すると、症状が再発するリスクが生じます。
統合失調症は、薬物療法と患者様・ご家族の協力、再発予防のための治療の継続が大切です。
統合失調症の治療にはどのぐらいの期間がかかりますか?
症状の重症度や個人の特性などによって個人差がありますが、通常は数年から長期間にわたります。
統合失調症は慢性疾患の一つであり、治療期間が時には数十年にもおよぶこともありますが、きちんと治療をしていけば、普通に社会生活を続けていくことが可能な疾患です。

認知症について

認知症を予防するための治療などはありますか。
完全に予防する方法は確立されていませんが、予防は可能とされています。
過去に生活習慣病を発症したことのある方は、認知症になる可能性が高いと言われておりますが、高血圧や高脂血症などの治療が認知症の発症リスクを軽減させる可能性があります。
また、脳血管障害、ビタミン欠乏症、甲状腺機能低下症のような原因がはっきりしている認知症においても、一定の予防が可能です。
イライラなどによる問題行動を抑えることはできますか?
はい、薬による治療で抑えることができます。
認知症を治せる薬はありませんが、進行を遅らせたり改善したりすることは可能と言われており、認知症の周辺症状である、イライラなどによる問題行動、幻覚や妄想、興奮を抑える効果があると言われています。

その他のご質問

薬を自宅近くの薬局でもらいたいのですが、可能ですか?
当クリニックの近隣にも調剤薬局がございますが、処方箋を持参すればお好きな調剤薬局で薬をもらうことが可能です。
ただし、自立支援医療を利用している場合は、利用できる調剤薬局に制限がありますのでご注意ください。
調剤薬局を変更される場合には、自立支援医療を申請した市町村の窓口へご相談ください。
薬を飲まずに治療を受けたいのですが?
精神症状が軽い場合にはお薬を使用することなく治療が可能な場合もございますので診察時にご相談ください。
ある程度、精神症状が重い場合には、症状の長期化を避けるためにも、薬物治療を受けることをおすすめしております。
精神科薬に抵抗がある場合には、漢方薬の処方も可能ですので、ご相談ください。