強迫性障害について

強迫性障害は、ご本人様の意思に反して不快な考えが頭に浮かび、その不快な考えや気分を振り払おうとして、同じ行動を繰り返してしまう疾患です。
例えば、「自分の手が危険なウイルスで汚染されている」という思い込みが強まり、強い不安を抱くようになると、その結果として「何時間も手を洗い続ける」、「肌荒れするほどアルコール消毒を繰り返す」といった問題が起こります。
このほかにも、「ドアをきちんと施錠したか心配になり、家に戻って確認してしまう」、「ラッキーナンバーなどの縁起にこだわってしまう」といったケースがあります。
これらは一般的に見られることですが、それがエスカレートして日常生活に支障が出てしまっている。それが強迫性障害という疾患なのです。
このようなときは当院までご相談ください
- 外出したときに、ドアをきちんと施錠したか心配になり、家に戻ることがある
- 窓や玄関のカギ、ガス栓、電気器具のスイッチが閉まっているのか不安になり、何度も確認してしまう
- 自分の手が過度に汚染されていると感じ、石鹸やアルコールなどで何時間も手を洗ってしまう
- ラッキーナンバーなど、数字や縁起にこだわりがあり、それ以外の数字などでは不安を感じてしまう
- 自分の決めた回数や手順で物事を行わないと不安になり、それに従う
- 誰かに危害を加えたのではないかと思い、通ってきた道を戻って確認したことがある
- 不要となったものが捨てられないため、部屋の中が余分な物で埋め尽くされている
など